(有段者半紙A部競書課題)
久保田 渓岳 先生 書 (臨書 草書)
浪翻魚出浦花動鳥移枝 ― 辛愿
(読み)
浪翻って魚浦(ほ)を出で、花動いて鳥枝を移す
(大意)
浪が起っているのは魚の浦をでるためであり、
花が動いているのは鳥が他の枝に移ったからです
(有段者半紙B部競書課題)
室岡 春石 先生 書 (臨書 行書)
晩來風信好并發上江船 ― 張繼
(読み)
晩來風信好く、并せて發す上江の船
(大意)
晩になって來風の信(たより)もよく、それで長江を上る船が出た
(楷書細字の部競書課題)
世古口 秀 先生 書 (臨書 楷書)
(読み)
節は黄梅に入りて雨絲に似たり。冥濛たる樹色簾帷に暎ず。
露芽一喫して昏眼を醒ます。墨を磨して間に臨す北魏の碑。
― 梅雨 呉石 先生詩