(有段者半紙A部競書課題)
久保田 渓岳 先生 書 (臨書 草書)
落花開戸入啼鳥隔窓聞
(読み)
落花戸を開きて入り、啼鳥窓を隔てて聞く
(大意)
散る花は霏々として戸をあけて入るかと思われ、
鳴く鳥は窓越しに聞こえるのである。
(有段者半紙B部競書課題)
室岡 春石 先生 書 (臨書 行書)
(読み)
更に留めて深語せんとすれば、重城暮色催す
― 周賀
(大意)
更に引留め心のこもる話をしようと思ったが、
彼方の城市に夕暮れの色が迫ってきた。
(楷書細字の部競書課題)
世古口 秀 先生 書 (臨書 楷書)
(読み)
夜、香山に宿して感を發すること多し。
南樓は置酒し北樓は歌う。
カツ来試みに問わん豪遊の客。
聴いてケン聲に到れば意如何。
伊香保温泉 呉石 先生 詩