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              まりこの書道  


     2018.1.25





  (条幅半截の部競書課題)   

  西脇 呉石 先生 句 (臨書 行書)

  玲瓏富岳聳蒼空
  八朶巍然暁藹中

  (読み)
  れいろうふがくそうくうにそびゆ。
  はちだぎぜんぎょうあいのなか。

  (大意)
  白雪をいただく富士山が、青空にくっきりと明朗に雄姿を描く。
  八弁の蓮の花の姿にたとえられる山容は、夜明けの朝靄のなかより
  高く抜け出てそば立つ。








  (有段者半紙A部競書課題)             (有段者半紙B部競書課題)  
     久保田渓岳先生書 臨書 草書         室岡春石先生書 臨書 行書   

  條風開獻節灰律動初陽              鳥鳴春日晩喜見竹門開 
               ― 太宗                  春喜友人至山舎  ―  周賀           

  (読み)                        (読み)
  じょうふうけんせつをひらき、           とりないてしゅんじつくれ、
  かいりつしょようをうごかす。           よろこびみるちくもんのひらくを。
  
  (大意)                          (大意)
  東北の風は吹いて新年となり、          鳥が囀る晩春のある日、
  葭を焼いて占う気節は               竹の門の開くのを見て胸を躍らせる。
  初春をつげるのである。








  (楷書細字の部競書課題)          (随意A部競書課題 自運 楷書)  
      世古口秀寳謳カ 臨書
                              連軒鳳蹌宛轉龍躍
   六花撩亂帯風斜
  萬樹瓊瑶映暁霞                 (読み)
  今歳豊穣先可卜                 れんけんとしてほうのごとくまい
  分明瑞色満田家                 えんてんとしてりゅうのごとくおどる
  朔北奇寒應徹骨                 
  従軍兒在徳州城                 (大意)
     (田家雪 呉石先生詩)          鳳凰の様に飛び、
                             龍の様に身をよじらせて空に舞う鶴の姿
  (読み)
  ろっかりょうらんかぜをおびてななめなり。
  ばんじゅのけいようぎょうかにえいず。
  こんさいのほうじょうまずぼくすべし。
  ふんみょうにずいしょくでんかにみつ。







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